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ストーカーと俺の恋模様

第7章 踏み出した先に…


「あの…何か怒ってますか……?」


そう言って恐る恐る…

すばるくんの眉間によるシワに手を伸ばし

触れると…


「怒ってるかって?

当たり前やんけそんなん!

お前がアホなことばっかり言うからな?」



なんて怒りながらもすばるくんは

私の体をまた力いっぱい抱きしめる…



「私が変な話をしたから…ですよね?

すいません…でも別に

すばるくんとそういうことするのが

嫌なわけでは……」


そう言って下を向きかけた顔は

すばるくんの手に両手で挟まれて…



「そんなん違うわ!

俺はただお前が"自分が悪い"って

言うんに腹がたってるだけや…

そんなん…

相手の男が悪いに決まってるやろが!?

あほう!」



なんてすばるくんは

まっすぐに私の目を見ながら言う………。



でもすばるくんのその言葉は


今まで"あれは全部自分のせいだ"

そう思い続けてきた私には

あまりに衝撃的過ぎて…



「いや…でも…次の日にフラれるってことは

やっぱり私に問題が………」


なんて軽くパニックに陥りかけた私に


「絶対ちゃう!!」


すばるくんはそう

思い切りよく言いきってくれた……(笑)
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