第17章 災難は突然に…*高尾
「いい天気だし、屋上で食べない?」
「おっ!いいね!行こうぜ♪……青空見れば真ちゃんの機嫌も直るかも。(ボソッ)」
「何か言ったか、高尾?」
「い、いや!なんでもないぜっ!ほら行こー優ちゃん!真ちゃん!!」
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「うわぁ…」
真ちゃんのお弁当を見て、オレたちは驚愕した。
「軽いと思ったのだよ…」
「いや、入ってないってどーゆーことだよ!」
思わず突っ込む。
「ねぇ、真くん!私のお弁当いる?作りすぎちゃったから…」
そういって美味しそうなお弁当を差し出す。
「いいのか?」
「うん!はい、あーん♪」
玉子焼が真ちゃんの口に運ばれる。
「…/////お、美味しいのだよ!」
…真ちゃん、マジで最下位かよ!?
こんなの見せられるなんて、オレの方が不幸だろっ!
「はい!和くんも!」
「えっ!?」
思わず口を開けると、玉子焼の味が口一杯に広がった。
「……うまっ!これ優ちゃんが作ったのか?」
「えへへ。料理は好きなんだー♪」
…前言撤回。ラッキー♪