• テキストサイズ

黒バス triangleー青春はあっというまっ!

第16章 伝えられない思い*黄瀬


視界には、優っちをたたくためにあげたと思われる腕が入ってきた。

その腕を掴む。

「ちょっと誰!?…黄瀬君!?」

彼女たちは信じられないという様子で俺を見た。

「優っちに何してるんッスか?」

「…!えっと、ただこの子が黄瀬君にちょっかいだしてるから…どういう関係かなって…」

しどろもどろになりながらそう答える。

「涼くんから言ってあげて。…そうすればわかってくれるから…」

優っちは俺から目をそらし、そう言った。

その目にはうっすら涙がたまっていた。

「も~!みんなでなに勘違いしてるんスか?…優っちとは部活の仲間ッスよ!!」

ちょっとだけ仲間を強調した。

せめて仲間って繋がりが欲しかったから。



…好きッスよ。優っち。

大好きッス。



でもこの思いが君を傷つけるなら、

…俺はこの気持ちを胸に閉まっとく。
/ 505ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp