第49章 湯煙の向こうの真実＊橘

ん？手伝うって何かって？


もちろん髪洗うのをよ？

「あ、ちょっと紅子先ぱっ……んん！」


優の抵抗を無視して、シャワーをからお湯を出す。

シャンプーが流れ、彼女を襲ったようだ。

「んー！んー！」

何か言いたいことがあるようだけど、なに言ってるかわからない。

まあ言葉を発そうとすれば、口にシャンプー入るもんね←

想像しただけで気持ち悪い…




洗い流してから、シャワーを止めると、優は荒く息をしていた。


リコちゃんには呆れられてしまった。

…気にしてないけどね。