第47章 夜に咲く花*黒子
砂浜に行くと、もうすでにみんなが集まっていた。
そのまま流れで花火は始まった。
「黒子!これ、どうやるんだ!?」
火神くんが持ってきたのはネズミ花火。
ボクは火をつけ、火神くんの方へ投げた。
(本当のやり方はよく知りません。)
「うわっ!………黒子!何しやがるんだ!」
クルクルと回るネズミ花火に追いかけられた火神くんはボクに向かって叫ぶ。
……何だかんだで楽しんでいるようです。
それは先輩たちや秀徳の人たちもだった。
紅子「火、もらいっ!」
宮地「あっ!オレのが消えたじゃねぇか!…橘、焼くぞ?」
紅子「宮地、それ冗談っぽくないからね!?リコちゃん助けて~!」
リコ「へ?紅子さん!私関係ないですよ!…ちょ、来ないで!」
伊月「…カントクも大変だな。」
日向「相変わらず橘さんは凄いッスね…」
大坪「…うちのマネージャーだからな。」
小金井「へ?じゃあ、天…茶倉ちゃんとかもあんな感じなの?」
木村「橘が特別なだけだ…」
先輩たちは元から知り合いのようです。