第46章 変な奴*火神
コンビニに着き、冷気がオレたちの体を包む。
「はぁー!涼しい~!」
汗で濡れた体には少し寒いくらいだ。
「お前、何買うんだ?」
「ええと、お茶とサイダーと、フルーツジュースと…………お汁粉とスポドリと、レモンティー!後、桃水!」
「多っ!お前、持てんのかよ?」
「う、うん。…多分。」
「…それって急ぎか?」
「違うけど…練習後用に買っておこうって思ってただけで。」
「じゃ、自分の分だけ買えよ。他はオレが買っといてやるよ。」
なに言ってんだろう、オレ。
走るのが長くなるだけなのに…
「せっかくだし、お願いしようかな?…ありがとう、たーくん!」
「っ!」
反則だろ…//