第46章 変な奴*火神
その後、オレは全て買い終わり、体育館に戻った。
が、
「なんで誰もいねぇんだよ!」
既に宿に帰った後のようだ。
体育館で叫んでも仕方がないので、宿に戻ることにした。
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「あ、たーくん!」
「ブハッ!優ちゃん、火神のこと、たーくんって呼んでんのかよ!」
宿に戻る途中で茶倉と高尾に会った。
「お前らなにしてんだよ?」
「火神聞いてねぇのか?秀徳と誠凛の親睦を深めよーぜってことで花火やんだよ。」
「は?なんでだよ!?」
別に興味ねぇよ。
「いっぱい持ってきたから…せっかくだし、ね!みんなでやった方が楽しいだろうし。」
引き留めるように茶倉が言葉を並べる。
「ああ…」
勢いで頷いてしまった。
……まあ、いいか。