第40章 キセキの腕!?*火神
出きあがるまでに俺たちはざわざわと話し始めた。
「おい、黒子。こいつの料理、どうなってんだよ!?」
「それ、オレも聞きたい!」
他の奴らも便乗してくる。
「茶倉さんは記憶しているんです。その食材や料理が最も引き立つ時間や温度、湿度などを。…ただ、それだけです。」
「それだけでこんなに変わんのか!?」
「後は優っちの愛情ッスよ~♡」
「なんか黄瀬君、ハートは気持ち悪いです。」
「同意なのだよ。」
「ちょっ!黒子っちも緑間っちもひどいッス~!」
「とにかく、茶倉は『キセキの腕』を持っているのだよ。」
「え、緑間っち。オレ無視されるんすか?」
「まぁ、基本的なことをやってるだけですけど…愛情は込めてますよ。よっと!」