第39章 お好み焼き騒動*高尾
「えっ?別にがんばる必要とか無くね?」
何十枚焼くわけじゃないだろうし…
腹減ってるし大丈夫だろ。
「いや…食べ過ぎるのだよ。確実に。中学の時も全員犠牲になった…」
「え、全然意味分からないんだけど。」
真ちゃん、説明得意だろ!
「つまり、茶倉が作るものは美味しすぎるのだよ!だから止められなくなってしまうのだよっ!」
はっ?
ウソだろ…でも真ちゃんが冗談言うとも思えねぇし。
マジ、なのか…?
「そんなに美味しいのか…?」
「ああ、次元が違うのだよ…。文化祭の時は材料が確実になくなるから俺が止めたが…」
俺の中で期待と不安が高まってきた。