第39章 お好み焼き騒動*高尾
優ちゃんの提案でそのままお好み焼きを食べにいくことに。
何があったかは聞かないでいた。
つーか、聞けねぇよ!
「~♪」
携帯を操作しながら目当ての店を探す優ちゃん。
「なんか、優ちゃん楽しそうだな?」
「うん!スッゴくおいしいお店らしいよ~!早く焼きたいなぁ♪2人ともお願いね~!」
(?)
その言葉に違和感を覚えた。
「なぁ、真ちゃん。どういう意味だ?」
「そのままの意味なのだよ。…あいつが望んでるのは食べることではない。作ることなのだよ。お前も茶倉が料理好きなのは知ってるだろう?」
あー確かに文化祭でも楽しそうだったな。
「でも何を頑張るんだ?」
「決まっているだろう。…食べることなのだよ。」