第30章 明かされる過去~後編~*茶倉
「わらわは泣かぬっ!」
「えー!そこは素直泣くとこだろっ?」
「ククッ…わらわは優のように素直ではないからな。」
そう言うと、奴らが顔を見合わせている。
「初めてなのだよ…笑っているところを見るのは…!」
その言葉にむうっと膨れてみせる。
「わらわが笑うとおかしいかっ?」
「いや、可笑しくない…のだよ!」
「むっ、なんじゃその間はっ!?」
「プッ、アハハハっ!何だかんだで優ちゃんと桜花ちゃん、そっくりだぜっ!」
「そっくり…?」
初めて言われた。
いつもわらわは恐れられていたからな…(黄色いの然り←)
「ああ、素直ではないと言っているが…案外素直なのだよ。」
「~っ!」
こやつらは…
そろいもそろって…///