第30章 明かされる過去~後編~*茶倉
「~っ!もういい!くれぐれも優に真実を知られるなよっ!」
なんだか気恥ずかしい。
初めてだ、こんな気持ち…
優が特別だと思うのもわかる気がするの…!
そんな気持ちを胸にそっと口に触れた。
ーーーーーーーーーーーーー
「あれ?私…?」
「おっ優ちゃん!お疲れさんっ☆」
「あの後眠ってしまったのだよ。」
「えっ、じゃあ文化祭…」
夜の闇の中、キャンプファイアーの火が赤々と燃えている。
「ほら、行こーぜ♪」
「最後くらい楽しむといいのだよ。」
今までと変わらない2人。
「うんっ!」
私は晴れ晴れとした気分でグラウンドに向かった。