第23章 事故。*緑間
「だ、大丈夫か…//」
文化祭の間、バスケ部の物置に使っている教室にやってきた。
「うん、真くんが庇ってくれたから。」
「いや…そっちではなくて…その、キ、キスのことなのだよ…//」
(言うのも恥ずかしいのだよっ!)
「やっぱり…そうだよね…///ごめん、真くん…」
赤くなってうつむく茶倉。
「いや、俺のことはいい…」
(俺的にはむしろ良かったのだよっ!それにその顔、可愛すぎるのだよっ!)
「ほんとにごめんなさい…。」
茶倉はますますうつむいた。
…そこでふと思い出した。
茶倉がバスケ部に入ってきた日を。
「お前、初めてではないのか…?」
「なにが?」
本当にわからないようで、首を傾げている。
「いや、そこはキスに決まってるのだよ!」
「あっ…そ、そうだよね…!って、何で知ってるの!?…紅子先輩の時か…!」
自問自答し、結論にたどり着いたようだ。
「そうなのだよ。」
(罪悪感が…凄いのだよ…!)