第22章 おいでませ、秀徳祭♪*茶倉
「え、それこそ冗談…だよね?」
「俺が冗談を言うと思うか?」
「いやいやいや…!」
さっき冗談って…!…ん?
「和くん、どうしたの?」
和くんはこちらを見ながら口を押さえていた。
「ねぇ、三人並んで…!ククッ…」
「…わかった。」
あ、なんとなく察した。
案の定、横に並んだ私達(私、征くん、あっくんの順)を見て吹き出した。
「ちょwwwwやばいってwwwwwそのwしんwちょwwアハハハハ!!」
(身長のことですね…)
私とあっくんには60㎝くらい、征くんとでも20㎝くらいの差がある。
(あっくんと征くんの差についてはおいておく…というかおいとくしかない。)
「どうしたんだ、こいつ?」
「うーん…征くん気にしないで。」
大笑いする和くんとは裏腹に私は苦笑いするしかなかった。