第22章 おいでませ、秀徳祭♪*茶倉
教室の扉をおそるおそる開ける。
「着替えてきました…って、わぁ!」
目に飛び込んできたのは執事の格好をした部員のみんな。
バスケ部ということもあって背が高くてかっこいい。
「優ちゃん…それ…!」
和くんと真くんが私を見て目を丸くしている。
「に、似合ってないよね…」
「「そんなことな「そんなことない!可愛いわぁ~!って緑間?高尾?」
「…………」
「……なんでもないです。」
真くんも和くんもなにか言おうとしていたけど、紅子先輩に遮られてしまった。
「でも、ちょっと足りないわね~」
そういうと私を部屋の隅に連れて行った。
「ちょ、紅子先輩!?」