第22章 おいでませ、秀徳祭♪*茶倉
私は衣装を着て、更衣室にあった鏡で見る。
(か、可愛い服//)
黒いワンピースにふわふわした白いエプロン。
いわゆるメイド服だ。
プラスして紅子先輩なりのアレンジがきいていて、とっても可愛いっ!
でも服は可愛いんだけど…
(に、似合ってるのかな?)
自分がこの服に見合ってるとは思えなかった。
「優?大丈夫?着替え終わったら、戻ってきてね!」
「は、はい!」
とは言ったものの、更衣室とカフェとして使う教室までは結構距離がある。
(これで歩くの恥ずかしいな…)
実際、廊下を歩くと周りの人の視線を感じた。