第22章 おいでませ、秀徳祭♪*茶倉
「優っ!これ!これ着てっ!!」
今日は文化祭。
一年が先に来て準備しているところに、紅子先輩が半ば叫びながら部屋に入ってきた。
「って、わぁ!すごいわね~!とってもきれい☆…じゃなくて衣装に着替えてきて!」
「や、やけにハイテンションだな…」
和くんが呆然としながらそう呟く。
「まぁ、文化祭だからね…私も楽しみだし!」
「それはオレも!準備頑張ったしなっ!」
「ああ。人事は尽くしたのだよ。」
「もう真くんったら…今日も頑張らなきゃだよ!」
「優の言うとおり!ほら、緑間、高尾!あなた達も着替えてきて!」
そう言って、紅子先輩は私たちに紙袋を渡した。