第20章 お誘い*茶倉*黒子*黄瀬*青峰*紫原*赤司
*黄瀬*
「見てください、笠松先輩ぃ♪優っちが文化祭に誘ってくれたッス!(ドヤァ)」
「なにどや顔してんだよ!!」ゲシッ!
「イッタァー!蹴らないでくださいっ!」
そのまま床にうずくまるが、携帯は手放さない。
「なんだ、黄瀬?どこの文化祭だ?」
森山先輩がいきなり話に入る。
「秀徳ッスよ!同中だった可愛いマネージャーがいるッス!あ、森山先輩、優っちは渡しませんッスから!」
「秀徳かぁ。セーラー服もいいよな…」
あれ、もうオレの話聞いて無いッスね…
まあ返信しますか。
『もちろん行くッスよ(^^)優っちに会えるの楽しみッス!』
返信しながらオレはあることが引っかかった。
(一斉送信なんすね…)
オレ以外にも見慣れた名前が並ぶ。
少し考えてから一文付け足した。
『一斉送信じゃなくて、オレだけに送って欲しかったッス(´;ω;`)』