第20章 お誘い*茶倉*黒子*黄瀬*青峰*紫原*赤司
*青峰*
屋上で、俺はそのメールを見た。
「お。優じゃねえか。」
久しぶりに見る名前。
内容は文化祭についてだった。
「青峰くんっ!部活行くよっ!」
さつきか。
「あぁ。俺、一週間後の部活やすむわ。」
「いっつも休んでるじゃない!…優ちゃんとこの文化祭でしょ。」
「お?何で知ってんだ?」
「私のとこにも来たからね~!それに明後日遊ぶし。」
「はあ?聞いてねーぞ?」
「そりゃ言ってないもん!」
「おい、さつき変われ!オレが行く。」
「はい!?なんで青峰くんが?」
「いいから…そしたら部活でてやるよ。」
なにもなしに変わるなど無理だとわかっているので交換条件だ。
「…今回だけだよ。」
しぶしぶという感じに承諾した。
よし、返事はその時でいいか。