第19章 文化祭は命懸け?*高尾
「これからはインターハイに向けて毎日練習だからな~!あー、早くやりたいっ!」
毎日練習ってことは優ちゃんにも毎日会えるってこと。
好きなことがいっぺんにあるなんて幸せすぎるぜっ☆
「あーそれなんだけどね…」
そんな浮かれたオレを見て、優ちゃんが困ったような顔を浮かべる。
「何かあったのか?」
「紅子先輩からの連絡なんだけど…今日は話し合いだから部室に集まるようにって…」
「はぁ!?やっと出来るのにか?」
「ミーティングにしても、まだどこと当たるかは出ていないはずなのだよ!?」
「うん、でも今日話すのはバスケとは関係ないらしいの…」
(意味わかんねぇ!?バスケに関係ないとか…どうゆうことだよ?)
オレの頭はますます混乱した。
「それで…なにを話し合うのだ?」
「えっと…文化祭らしいよ。」
…………………文化祭?