第4章 Happy Birthday 11/11〔百〕
「「無理」」
私たちの言葉がハモった。
思わず笑い出すと千くんはさらに顔をしかめてため息をついた。
けれど苦笑すると百くんの頭を撫でながら言った。
「これからもRe:valeとして、僕と一緒にアイドルをやっていこう」
「もちろん!オレの居場所はRe:valeだよ!」
二人が微笑ましくてスマホを手に取り思わず写真を撮ってしまう。
画面に収まった私の大好きなアイドル。
いつだってハチャメチャな百くんがこれからもRe:valeとして活躍していけるように、私は彼を押し上げていこうと、改めてそう強く望むのだった。
(Happy Birthday、百くん)
〜終わり〜