【名探偵コナン】降谷さんが好きすぎて辛い【トリップ】
第2章 異世界での暮らし
「……初めまして。あなたがさんね、江戸川くんから話は聞いてるわ」
哀ちゃんだー!!かわいいかわいい!!ちょっと警戒されてるけど!!
「初めまして!……哀ちゃん、って呼んでも良い……?ですか?」
「構わないわ。それより、貴方の方が年上でしょう?敬語じゃなくていいわ」
哀ちゃんの年上オーラが凄すぎてつい敬語を使ったらフッと微笑まれた。え、なにもう本当に天使……小学生の姿でもなんでこんなに色気があるんだこの子は……
「それで今日はどうしたの、さん」
「ご挨拶に!今日は色々探検しようと思って……迷惑だったかな?」
「迷惑なんて事はないけど…………貴女、江戸川くんから聞いてた通りね」
そう言って今度はクスクスと笑われてしまった。おいおい江戸川くんは私のことどうやって伝えているのかな!?!?
「私なんかに敬語使う様な人なのに……行動力はあるというか……。まあ、ここに来る分には博士も暇だし構わないけれど」
「いつも暇みたいに言わんでくれ哀くん……」
「あら、事実じゃない」
トホホ……とした顔でお茶におかわりを注いでくれる博士。
そして私の前のソファーに腰掛け、哀ちゃんはまた話始めた。
「……でも、本当に気をつけて。組織はどこから情報を掴むか分からないわ。貴女の記憶は危険すぎる。」
真剣な顔でそう忠告された。
そうだよね。哀ちゃんの組織センサー凄いもんね(?)
「……ありがとう、哀ちゃん。私頑張る!!」
そう意気込み、阿笠博士の家を出た。
「……ねえ、博士」
「なんじゃ哀くん」
がいなくなってまた静けさを取り戻した阿笠邸。機械を修理している博士に哀は問いかけた。
「トリップって何なのかしらね……」
「うーむ……非科学的な事はワシにはどうにも……」
そうよね。
さん……いきなりきて私達の事知ってるなんて本当に不思議な人……
大人なのに子どもみたいで、何故か行動力があって……
「どこかの探偵さんにソックリだわ」
「ん?何か言ったか哀くん」
「……いいえ、なにも。それより博士、風邪薬まだ見つからないの?」
「ああ、それなら先ほど見つけてのう。そこのテーブルに置いてあるわい」
「ありがと。」
外へ出ていったの事を考えながら、哀は薬を飲み自室へと戻っていった。