【名探偵コナン】降谷さんが好きすぎて辛い【トリップ】
第2章 異世界での暮らし
「……あの、江戸川さん」
「なあに?お姉ちゃん」
何だか身に覚えのある道を辿る。
「何処に向かっているんですかねえ……まさかとは思うんだけど「ポアロだよ?」
ですよね!?最初に私が自力で来た場所だもの、見覚えがあるはずだよ!!
ポアロだって目の前に見えてきたよウワァァァ
「待って。待って待って一旦落ち着こうじゃないか江戸川さん」
「いやオメーが落ち着けよ」
とりあえずその場に止まり深呼吸をする。
「聞いてコナンくん。私安室さん好きなの。」
「第一印象安室さんのストーカーだからな」
「うぐっ否定はしない……。いやほんと、あなたが思ってる以上に、気持ち悪いレベルで好きなの。」
「はぁ」
「折角トリップしたんだし会いたいし、トリップの事も伝えたいけど……でもあの人ってそういうの信じないと思うの」
「まあ、普通信じられねーよな」
「第一印象悪いのも嫌だし、私が言う時までトリップだとか!ついでに私が安室さんゾッコンだとか!言わないで欲しいの!!変に距離置かれたくない!!」
「トリップに関してはオメーが言うまで誰にも言うつもり無かったけど……まあ、安室さんへの好意を言うかはオメーの態度次第だな?」
この前携帯で写真撮った事をまさかまだ根にもっているのか。励ましてるのか楽しんでるのかよく分からないんだけどコナンくん!?にやにやしてるって事は楽しんでるのかな!!くそう!!
「クッ…………意地悪推理オタクめ……」
「俺ならさりげなくお前の事安室さんに紹介出来ると思ったのに」
「それはお願いします江戸川様。」
態度をサラッと変えたを見てフッと笑い、「こんにちは~!」とポアロに入るコナンの後を後ろからついて行った。
きょろきょろ……
梓さんに出迎えられ、奥の席に誘導された私達。
「おい、そんなきょろきょろしてると不審がられるぞ」
ズズーッとオレンジジュースを飲みながら呆れた顔で私の方を見てくるコナンくん。私も負けじとオレンジを一気飲みする。
「サ、サンドイッチいつくるかな~って楽しみで「それは光栄ですね」
いつ来たのだろうか。きょろきょろしていた割に気づかなかった。斜め後ろからいい匂いのするサンドイッチを私の前のテーブルに置く大好きな人。
「あ……」
「お待たせ致しました。」
「あむろ、さん…っ」