• テキストサイズ

【名探偵コナン】降谷さんが好きすぎて辛い【トリップ】

第1章 終わり、そして始まり


「そりゃ悪かったな。まあでもはそのくらい男に危機感を持つべきだ。」

赤い顔をした私を見て満足そうに頷き、「風呂に入ってこい」と部屋着を渡された。

「あー……確かにお風呂入りたい。お借りします。」

素直に受け取り、パタパタと足音をたてて風呂場へ向かうを見送ると赤井は食器洗いを再開しに台所へ向かうのであった。





はー、いい気持ち……

お風呂湧いてるって事はきっと私がコナンくん送る時に入れてくれたんだよね。しかも沖矢さんの格好変わってないって事は私一番風呂だよね。部屋着も貸してくれるし……

「至れり尽せりだ……嬉しいけど申し訳ない……」

ここに入れるのはどのくらいの期間か分からないけど、お世話になる以上は私も稼ごう。家事も手伝おう。明日から色々行動するぞ!

そう決意をし、風呂を上がった。



「……これが赤井さんの服か……」

さすが男性と言ったところか、本当にダボダボである。
私なんかが着ていいのかな。いや、これしか今はないのだけれども……私なんかより安室さんに着せた……っていかんいかん腐女子思考になってる。
下着は持ち合わせてない為そのまま。借りた上下の服を身にまとい、リビングに向かう。

「赤井さーん、お風呂ありがとうございまし……ってありゃ……」

変装解いてソファーで寝てる……

そして近くのテーブルの上には小さな紙に文字が書いてあるのが見える。

「なになに……〝 二階にベッドがある。用意はしてあるからはそれを使え。おやすみ 〟」

いやいや、マジでスパダリだなこの人。
え?ていうかFBIの寝顔こんな感じで見れるもんなの?危機感とかな……いや、わたし相手にある訳ないか。そうだな。

勝手に納得し、規則正しい寝息をしながら寝ている赤井にペコリとお辞儀をして、はリビングを後にした。

パタンとリビングの扉がしまった事を確認すると、赤井はチラリと一瞬目を開けた。
そして、彼女が階段を上がり二階の扉が閉まった音を確認すると眠りについたのだった。
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp