• テキストサイズ

生涯の恋

第4章 〜潤×翔〜


「翔ちゃん・・・。」


「うん。」



ずっと俯いてた潤くんが顔を上げて言った



「ちゃんと愛利と話す。だから・・・翔ちゃん協力して。」



「・・・分かった。」





そうだよ、潤くん。



俺は君が助けを求めるなら


迷わず手を差し延べる




だから潤くんは





愛利を助けてやってよ








「発表は2週間後だよね?」


俺の問い掛けに潤くんは顔を上げる


「ああ。」

「携帯は?」

「神崎さんが管理してる。今は仕事用のしかない。だからあいつの番号分かんないんだ。」



携帯も取られてんのか


神崎さん、徹底してんな




「じゃあ俺が連絡とる。1週間後の夜10時。ホテルの潤くんの部屋に愛利呼んどく。いい?」


潤くんは少し緊張した顔つきになって頷く


「潤くん。最終確認。

あの子とあの子のお腹にいる小さい命、守る覚悟はあるんだよね?」


「ああ。」


「後悔はない?」


「・・・後悔があるとしたらそれはこんな状況にしたこと。
傷付けたくなかったなんて綺麗事だけど、愛利を苦しめてる事。
だからちゃんとしたい・・・。
ちゃんとごめんとありがとうを愛利に言いたい。」



俺の目を真っ直ぐ見てそう言う潤くんの目に



ウソはなかった






「了解。」


/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp