第7章 〜これから〜
神崎さんと別れて
ひとり家までの道を歩く
神崎さんは最後に
「ありがとうございました。」
と、深く頭を下げて帰って行った
神崎さん
お礼を言うのはあたしの方です
誰にも話せなかった潤との事
吐き出せて
あたしはちゃんと前に
進める様な気がした
潤
あなたはあたしの
光でした
どんなに暗くて
行き先が分からなくて
道に迷っていても
あなたの光で
正しい道を見つけられてきた
時々
眩し過ぎて
目を開けていられない位だったけど
あたしは
あなたに
一生涯の恋をしました
今はまだあなた以上の人に出会えるとは思えないけど
きっといつか
出会いたいと思えるよ
だから大丈夫
安心してね
あたしは笑って
歩いて行ける
潤
愛してたよ