• テキストサイズ

【あんスタ】 愛の歌

第13章 辛い過去1




6月30日


あれから梨花と一緒に夢ノ咲学院に行くようになり1年の生徒と仲良くなれた
生徒会長の人が入場許可カードをくれた


そして今日も夢ノ咲学院に向おうと2人は話をしながら歩いていた



「今日も「Knights」のプロデュースをするの?」


『うん!レオがプロデュースしてくれって言うから』


「夏炎ちゃんはプロデューサーの資格あるからね!私なんてちょっとしか分からないし…」


『そんな事ないよ。梨花ちゃんは観察力が良いからダンスが揃っているか、テンポがずれてないかしっかり見てるでしょ。そこが梨花ちゃんの凄いところだよ!』


「夏炎ちゃん…ありがとう!」



嬉しくて抱きつく梨花を夏炎は受け止め笑った
だが雰囲気を壊すかのように女達が声を掛けた




「ホントあんた達って仲いいわねぇ!」


「!!ひ…陽菜さん…」


『…また梨花ちゃんをいじめに来たの…』



梨花を庇いながら陽菜を睨んだ



「あんたに用があるの」


『私に?』


「お母さんが有名なグラビアアイドルだからって調子にのってんじゃないわよ。それに毎日レオ様にくっついてんじゃないわよ!レオ様はさっちゃんのものなんだから!これ以上レオ様に近づかないでよね」


『…それは無理な話ね。レオは私の彼氏よ…レオは渡さない』


「っ!この悪魔女!」



バチン!!



『っ…!』


「夏炎ちゃん!」



頬をぶたれた夏炎は倒れ慌てて駆け寄った梨花
陽菜は高笑いし、仲間の女達に指示をし、女達は梨花と夏炎を蹴ったり木の棒で叩いたりと暴力をふるった
梨花は夏炎を守ろうとした時、突然体が回り体全体を暖かいものに包まれた



「か、夏炎ちゃんやめて!これ以上怪我したら…!」


『いいの…大切な友達を守れるなら…身体に傷が残ってもいい…』


「夏炎ちゃん…」


『っ…』



必死に梨花を守り続けた夏炎
数分後、女達は立ち去った時にはかえは頭から血を流し足首は紫色に腫れていた



「夏炎ちゃんっすごい怪我してる!早く病院に行かないと!」


『大丈夫…たいした事ないから…それにお父さんに心配かけたくないし…っ…』


フラッ…


「夏炎ちゃん!!」



倒れる寸前で受け止め夏炎を担いで夢ノ咲学院へ向かった


/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp