第13章 辛い過去1
あれから2週間
夏炎は夢ノ咲学院へ登校し、学院の生徒達と仲良くなった
梨花は当分の間学校を休み凛月の家に暮らしていた
『宗!なずな!』
「おっ夏炎!」
廊下で少しリハビリをしていたら宗となずなに会った
「足の調子はどうだね」
『ちょっと良くなったよ。2人ともレッスン?』
「そうだぞ!」
『じゃあ…「プロデュースするのはダメなのだよ。君がプロデュースすると君の過保護がうるさいからね」…(・ε・` )ブー』
宗の意見になずなも賛成し、夏炎は渋々諦めた
2人と別れ学院内を歩いていたら突然肩をトントンと叩かれ振り返った
『あ、凛月』
「やっほ〜もしかして夏炎1人?」
『うん。ちょっとリハビリをしてたの』
「ふぅん…気分転換に俺のお気に入りの店行く?」
『レオに連絡してからでいい?』
「俺が連絡しておくから…」
ピッピッピッ…ピロン♪
『(早っ!)』
「じゃ行こう」
レオにメールを送り夏炎の歩くペースに合わせながらお気に入りの店へと向かった
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
[喫茶店]
2人専用のテーブルで注文したチョコパフェを一口食べた
『あっ美味しい!』
「でしょ〜ここ客とか少なくて静かだし暖かいから気に入ったんだよね」
『へぇ…梨花ちゃん元気?』
「元気にお菓子作りしてるよ」
『そっか』
元気だと聞いて安心しまた一口食べた
パフェを食べ終わり学院に帰ることにした
『今日はありがとう凛月』
「楽しんでくれて良かったよ。最近暗かったから心配したよ」
『あはは…心配かけてごめんね。梨花ちゃんの事とか学校の事を考えててっ…キャ!!』
凸凹につまずき転けそうになったが凛月に支えられ転ばずにすんだ
『ありがとう凛月』
「気を付けてよ。怪我したら『王さま』に怒られちゃうからね」
『レオは心配症だね…じゃ私はレオの所に行くから凛月は早く帰るんだよ!』
「そうするよ。またね」
『また明日ー!』
凛月に手を振って見送った夏炎はレオと合流し家へと帰った
これから起こることを知らずに…