第11章 新しいプロデューサーの企み
腕の中で気絶した夏炎をレオはカッターを取り上げ血で汚れた手をハンカチで拭いた
「セナ、夏炎の鞄取ってくれ」
「分かった」
二人の勝手な行動にスバルは怒った
「月永先輩、瀬名先輩何やっるんですか!?」
「夏炎を連れて帰る…リッツ」
「呼んだ〜『王さま』」
ロッカーから出てきた凛月
「凛月先輩!?どこに入ってるんですか!」
「ここ暗くて静かだったから入って寝てたのにどっかの誰かさんの叫びで目が覚めたんだよね〜」
「凛月せんぱっ…」
「東条大丈夫か?誰がやったんだ?」
北斗の問に小姫は震えた声で喋った
「っ…赤坂先輩が…突然カッターで切りつけて…私も赤坂先輩の事尊敬したのにっ…」
「…おいおまえ」
「!」
レオは夏炎を抱き上げ小姫の足近くにカッターを投げた
「おれ達がおまえを警戒していたけど夏炎はお前の事妹のように接していた…なのにそれを壊したその行為をおれ達は許さない」
「っ!」
そう言い残し夏炎を連れ3人は教室を出た