第11章 新しいプロデューサーの企み
レオと喧嘩して1ヵ月が過ぎた
あれから転校生と一緒に行動していたが何事も起こらずプロデューサーの教えをした
転校生の小姫はこの1ヵ月でみんなと仲が良くプロデューサーもあんずぐらいまで上手になってきた
瀬名達はまだ警戒しているらしく小姫の行動を監視している
[空き教室]
「夏炎先輩!今日天祥院先輩にプロデュース上手になったねって褒められました!」
『それは良かったね。クラスの方は馴染めた?』
「はい!ゆうたくんや忍くん達とても優しくて良かったです!ぁ…でも司くんが睨んできて…」
『まだ疑ってるのね…私から注意しておくから』
「はい…あっ!赤坂先輩に差し入れがあるんです!」
小姫は鞄から小さい布袋を夏炎に渡した
それを受け取りリボンを解いたら中に入っていたのはカラフルなクッキーだった
『美味しそうなクッキー!これ手作り?』
「はい。先輩には色々と教えてもらったのでお礼に…」
『ありがとう小姫ちゃん。じゃいただくわね』
ピンクのクッキーを1つとり口の中へ入れた
『…美味しい!この味は桃ね。色に合わせて味が違うのね』
「はい!同じ味だと飽きますから6種類の味があります」
『ふふっ…小姫ちゃんは手間掛けて料理作る人ね』
「うっ…さすが赤坂先輩です…///」
小姫と色んな話をしている途中、突然睡魔が襲ってきた
『ごめん小姫ちゃん…ちょっと眠くなってきちゃった…』
「働きすぎて疲れたんでしょう。5分前に起こしますので寝てもいいですよ」
『ごめ…じゃ5分前に…起こして…』
「はい
起きたら地獄ですのでゆっくりおやすみなさい」
『……ぇ……』
小姫の言葉と不気味な笑顔に恐怖を感じ深い眠りについた