第11章 新しいプロデューサーの企み
Sideレオ
あんずの声が聞こえたけど無視して夏炎に抱きついて寝ようとしたが夏炎が止まってることに気付いた
「どうしたんだかえ……」
ドアの方を見て固まる夏炎と同じ方向を見たらあんずの隣にあの転校生がいた
「赤阪先輩ですね」
『ぇ…えぇ…』
転校生は夏炎に近づき片手を差し伸べた
おれは転校生が変な行動をしないか見張った
「初めまして、今日からfineの専属プロデューサーになりました…東条小姫です」
『私は赤坂夏炎。Knightsの専属プロデューサーだけどあんずの手伝いとして他のユニットのプロデューサーをしてるわ』
夏炎は迷いなく自己紹介をし握手を交わした
『分からないことがあったら言ってね』
「はい!ありがとうございます赤坂先輩!」
元気に返事をする転校生は何もせずあんずと一緒に教室に戻った
『結構いい子で可愛い後輩だったね』
「表の顔はそうだけど裏の顔になれば何するか分からないぞ!」
『でも小姫ちゃんが変なことしないと思うけど…明日プロデューサーの教えするから』
「そんなのあんずにやらせればいいだろ!」
『あんずは色々と忙しいのに任せるのも…』
なんでそんなにあいつに構おうとするんだよ…
「それでもあいつが何するか分からないから近づくな!」
『ムスッ!ただ小姫ちゃんがレオのファンだからって警戒する事ないでしょ!それに私は子供じゃないんだから自分の身は自分で守れます!』
夏炎の言葉に俺は頭に血が登ってしまった
「なら自分の身は自分で守れば!?何かあってもおれは助けないからな!勝手にやってろ!」
おれは夏炎を空き教室に残して走り出した