第10章 番外編 にゃいつ
夏炎の考えがわかった泉は却下した
レオは夏炎の腕の中で「苦しい…」と言いながら嬉しそうにスリスリする司を突き飛ばし夏炎に抱きついた
「で、この薬の効果はいつきれるの?」
『ん〜……そろそろきれるかな?』
ボフッ!!
夏炎の言葉と同時に煙が現れ消えたら元の姿に戻った
「やっと戻ったわァ〜!」
「ふあぁ…眠い…」
「まだお姉様に甘えたかったのに…またあなたは私の邪魔をするのですかリッ……ダー…」
レオに突き飛ばされ床に寝そべっていた司は怒りレオを見た瞬間固まった。レオは夏炎の胸に顔を埋めていた
「…『王さま』…」
「ん?なんだ?おっお前等元に戻ったのか!」
「『王さま』は戻ってないわよ」
レオの姿は戻ってないが本人は気にしていなかった
「何故戻ってないのでしょう?」
『……あっ!多分レオはスポドリ全部飲んだから薬の効果の時間が長いのよ』
レオが飲んだと思われる空のペットボトルを指で指した
「ふぅん…大体何分できれるの?」
『ん〜…明日かな?』
《……はぁ!?》
またしても夏炎の言葉に4人は声をあげ驚いた
☆☆☆☆☆☆
5時間目
「…赤坂さん」
『はい♪』
「…その膝に乗せているのは…」
『レオです♪私の作った薬で明日まで戻りませんが気にしないでください♪』
「またですか…」
「スピー…zzZ」
《(ねこ…)》
夏炎の膝の上で丸くなって眠る猫レオに3-Bの生徒達はレオの姿が気になり授業に身が入らなかった
そしてライブのテーマは「ネコ」となりネコカチューシャを付け、夏炎作「ネコしっぽ」の薬を飲んでライブをすることになり、あまりの可愛さにファン達は興奮しライブは大成功した