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【あんスタ】 愛の歌

第8章 舞台




Side真緒



『…レオにアイドルは楽しいって感じてほしくて…』



赤坂先輩の言葉が悲しく聞こえた



『英智に負けて性格が変わってからアイドルがつまらないって…ライブが面白くないって…』



俺は月永先輩の事知らないから分からないけど、
2年から消息不明で何故か"五奇人"にならなかったという謎の人
3年の春に現れたと思ったら消息不明になった



『昔に戻らなくてもレオにアイドルが楽しいよって感じてほしいの…』


「赤坂先輩…」



それ程月永先輩の事…




「夏炎の気持ちは分かったよ。月永くんがあんな事になったのは僕に責任があるからね」


『英智…』


「舞台の手配はするが月永がやる気があるかだが…」


「それなら問題ないよ。なんとかなるから」


「…わかった」


『ありがとう…英智…みんなっヒック…』


「あ、赤坂先輩!?」



あんな強気で涙も見せなかった先輩が初めて泣いていた
俺は戸惑い持っていたハンカチで赤坂先輩の涙を拭いた



『ありがとう真緒くんっ』


「いえ」


「…桃李、ちょっと来てくれるかい?」


「?」



会長は桃李を呼び耳元で何か喋っていた
桃李はニヤって笑い俺は嫌な予感がした




「夏炎〜(ダキッ」


『なーに桃李?』


「うふふっ!」



ペロッ!



『ひゃ!』


「あっ!」










バン!!





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