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【TOZB】Tales of Zersetia

第3章 第1章 ベルセリアの世界へ



「う・・・・・・」
意識を取り戻した私は、覗き込む男たちに驚いた。
見ず知らず。と言いたいところだが、私はこの男たちを知っている。
つい先日クリアしたばかりの、ベルセリアに登場した海賊たち。

「目が覚めたか?」
そして、普通の人が決して見ることが出来ない存在。
聖隷であるアイゼンの姿もはっきりと見ることが出来た。
「え・・・・・・あぁ、うん。」
これはきっと溺れて意識を失っている私が見ている夢だ。
ならば、好き勝手に行動しよう。
「えっと、アイフリード海賊団。だよね? 助けてくれたの?」
「あぁ! 俺たちを知ってるのか?」・「流儀を通しただけだ。」
自分たちのことを知ってて嬉しそうなベンウィックと正反対に、淡々と答えるアイゼン。
声まで聞こえるとは、私は対魔師なのか。

「まぁ、有名だし」
ベンウィックに答えつつも、視線はアイゼンを見てみる。
「ん? そこに何かあるのか?」
やはり、夢とはいえアイゼンの姿が見えていない。
ってことはクリア後。か本編前の時間軸か。

その時は夢だと思っていたから凄く冷静だったのを覚えている。
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