第8章 第6章 少しずつ狂う時間
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かめにんの店でアイテムを揃えて、私たちは再び洞穴の中を進む。
道中またツタが出てきたのは私が燃やしたりしてね。
「結局かめにんってなんだったんだ?」
ロクロウが先ほどのやり取りを掘り返すように呟く。
「かめにんはかめにんだ。行商が得意な一族だと思えばいい。」
アイゼンが説明になっているような、なっていなような回答をする。
「俺は六番目だからロクロウだしな」
「僕は2番目だから二号・・・・・・」
「二号は名前じゃない称号だ。」
そうだね。
むしろ、それが名前だったら嫌だわ。
「そろそろ名前をつけてやらないとな」
「僕の名前・・・・・・」
ベルベッドが複雑そうな表情でそんな会話を聞いていた。
そろそろ出口が近くなってきた頃。
アイゼンがまたコイントスをしていた。
「・・・・・・」
【作成中】