第1章 【イルミ】檻の中でおやすみ【閲覧注意】
『でも……っ……こんなの……。』
「あれほどヒソカに近付くなって言ったのに、言い付けを守れなかったアズサが悪いよね。これはその罪滅ぼし、お詫び、反省の印……だったよね。」
机に置いてあった壺に徐に手を伸ばして抱えると、アズサの傍まで歩いていき、片膝を立ててしゃがみ、怪しい液体がたっぷり入った壺の中に、大きな筆のような物を入れて、トロトロとした無色の液体を筆に湿らせると、それをアズサの露出している首から両腕にかけて滑らせていき、今度は首筋から鎖骨を通り、薄い衣装の上も関係無しに通ってヘソの下の方まで、べったりとした液体を頭や顔以外のほぼ全ての部位に塗りたくると、イルミは壺を持ったまま再びソファに座って淡々とその液体についてを喋り始める。
「それはね、動物を興奮状態にさせる薬なんだ。因みにうちのコロも大好物なんだよ。
_____よし、いいよ。」
その言葉を聞いて、ゾッとした様子で固まっているアズサに御構い無しとばかりに、イルミがパチンと指を鳴らすと、魔獣が鎖から解かれたように、大きな獣は勢いよくアズサを床に押し倒して、肉厚で長い舌をアズサの腹部から首筋まで下から上へと何度も這わせていく。
『ひぁあっ…あっ、やだ…っ!____あっ…っっ〜〜〜……』
「大丈夫だよ。すぐ気持ちよくなるから。」