第3章 出会いのやり直し
ディーノside
昨日の弟分の新しいファミリー、 藤宮 アユに出会ったはいいものの、、昨日のことがあった手前何をしたらいいのかわからない。
というか、昨日のは体調が悪かっただけ、だよな?
別に俺のことが気に入らなくて吐いたわけじゃねーよな、、、?
「よかったら、昨日のやり直ししませんか?自己紹介とかそいうのあまり出来てませんよね。」
「それもそうだな。」
「立ち話もなんですし、そこのカフェにでも入ります?紅茶がすこく美味しいんですよ。」
「そうなのか。お前ら、先にホテル戻ってていいぞ。」
こんなぞろぞろ店に入ってったら、迷惑だよな。
店の中は落ち着いたいい雰囲気だ。
昨日のこともあり突然2人ってのも気まづかったため、ロマーリオ以外のファミリーにホテルに戻るよう指示を出した。
「改めまして、 藤宮 アユです。高校2年生で、私の親がリボーンさんと知り合いらしくて、ファミリーに加わるなんてコトに。私、今までマフィアだとかファミリーとか、無縁の生活を送ってきたのでびっくりしてしまって。」
確かに、 藤宮が新しいファミリーだって聞いた時は驚いた。普通の可愛い女の子という印象しかなかった。
「まあ、リボーンのことだなにか考えがあるんだろう。ん?でもスタンガン持ち歩いてるってことは、なんか狙われるような覚えがあるのか?」
口元が一瞬引きつったのを見逃さなかった。
「...た、ただの護身用なんですよ。ほら、夜とか危ないじゃないですか。」
確かに、初めてあった夜も声かけられて困ってたか。
「.....ディーノさんのことを聞いてもいいですか?」
「え、あぁ。俺はディーノ。キャバッローネファミリーのボスでツナの兄弟子だ。跳ね馬とか呼ぶ奴もいるが、ディーノでいいぜ。で、こいつがロマーリオ。」
よかった、思ったより普通に話せてるか。