第3章 恋の応援しちゃいます?
「ほ、本当に受け取ってくれるの!?や、やったー!!」
「そんなに喜ぶ?」
「だ、だって本ッ当に嬉しくて…!ありがとう!」
「…こちらこそ。どう致しまして」
会長はまた笑ってそう言ったのだった。
―――
「あーもー!!はやく降りて来ないかなー?」
「もうちょっとだって。何焦ってんだよ」
2人が観覧車に乗っている間、私達はずっと観覧車の下で降りてくるのを待っていた。
「だって降りて来たら会長に聞かなきゃ!なんか絶対理由があるんだよ!」
藍くんさっきそんなに気にしてたっけ…?なんか気付いたら一番待ち遠しくなっちゃってるよコノ人…。
「おーい」
「あ!会長と星羅ちゃん!」