第4章 クラスマッチは波乱の予感!?
「あれ、藍とりいなちゃんだ」
ちょうどその頃、少し離れた所で陸が廊下で話してる2人を見つけた。
「あー本当だ。藍くん今度はりいなちゃんかな?」
「何言ってんだよ天馬。昨日失恋したばっかじゃん」
「あはは!そうだよな」
そう言ってみんな笑った。
「そうかな?これから先はわかんないよ」
「え?」
会長の言葉に瑞希が思わず反応した。
「昨日の事でりいなちゃんの事結構気に入っちゃったみたいだし…」
「……えっと、か、会長…」
瑞希は少し不安げに言った。それを見て会長は笑って
「…冗談だよ。そんな訳ないでしょ」
と言った。
「そ、そうだよな~…!」
ホッと一息つくと、天馬と陸が先に行って呼んでいる。
「俺達も行こ」
「あ、うん」
ちらっと藍の方を見た。別にいつもと変わりはない。
(大丈夫…だよな?)
とは言えやっぱりまだ少し会長の言葉が気になる瑞希なのでした。