第3章 恋の応援しちゃいます?
(わぁ~…。ど、どうしよう!!)
その頃観覧車の中の星羅は会長と2人っきりでとても緊張しているようだった。
(せっかくのチャンスだもの!な、何か話さなきゃ!よ、よーし…!!)
と、意気込んで前を向いたものの、恥ずかしくなってすぐ窓の方に視線を戻した。
(あー!もう何やってるの私!!)
どうもなかなか上手くいかないみたいです…。
「…綺麗だよねー」
するといきなり会長が呟いた。
「え!?あ、はい!?」
あまりに急すぎてなんの事かわからず星羅は戸惑った。それを見て会長は笑って窓の外を指差した。
「あ…!!」
暗くなって遊園地のアトラクションがライトアップされている。
「スゴい…!!超綺麗…!!」