• テキストサイズ

城坂学園生徒会

第3章 恋の応援しちゃいます?


――

「ふうー、遊んだ遊んだ!」


「うん、今日は楽しかったねー」


…もう夕方か。1日あっという間だったな。


「あれ、星羅それ何?」


「え?ああ、これね」


麻里絵ちゃんが一ノ瀬さんに聞くと、持っていた小さな紙袋を見せてくれた。


「…これ、クッキー…?」


「うん…。もし今日仲良くなれたら渡そうって思ってたんだけどね」


「…一ノ瀬さん」


…本当に今日楽しみにしてたんだ。それなのに、失敗しちゃって…。


「んー、どうする?もうちょっと遊ぶ?」


「じゃあ次は…」


「…桐くん、こっち来て」


「?」


「りいなちゃん?」


みんなが私の方を振り返った。


「みんなちょっとその辺で時間潰してて…」


「?わ、わかった…」


みんなにお願いすると、私は桐くんを少し離れた所まで連れてった。
/ 122ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp