第3章 恋の応援しちゃいます?
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「ふうー、遊んだ遊んだ!」
「うん、今日は楽しかったねー」
…もう夕方か。1日あっという間だったな。
「あれ、星羅それ何?」
「え?ああ、これね」
麻里絵ちゃんが一ノ瀬さんに聞くと、持っていた小さな紙袋を見せてくれた。
「…これ、クッキー…?」
「うん…。もし今日仲良くなれたら渡そうって思ってたんだけどね」
「…一ノ瀬さん」
…本当に今日楽しみにしてたんだ。それなのに、失敗しちゃって…。
「んー、どうする?もうちょっと遊ぶ?」
「じゃあ次は…」
「…桐くん、こっち来て」
「?」
「りいなちゃん?」
みんなが私の方を振り返った。
「みんなちょっとその辺で時間潰してて…」
「?わ、わかった…」
みんなにお願いすると、私は桐くんを少し離れた所まで連れてった。