第3章 恋の応援しちゃいます?
「まあこうとなったらどうしようもないし、普通に遊んで帰るしか方法はないな」
「うん、そうしかないよね…」
みんなそれで納得。結局デートではなくみんなで遊ぶだけになった。
「ほら、2人はちゃんと星羅ちゃんに謝って!」
「本当にすみませんでした…。」
陸くんと藍くんは一ノ瀬さんに頭を下げて謝った。
「そ、そんな気にしないで!私も簡単にデートさせて貰おうなんて思うからいけないんだし…。
それに、今日は今まで近づく事もできなかった桐くんと一緒に遊べるだけで充分だよ」
そう言って一ノ瀬さんは微笑んだ。
その後、私達はこれ以上桐くんにバレないように気をつけながら遊園地で遊んだ。