第1章 運命が変わった
「!!?」
「えっ…も、もしかしてコレって……今日先生に渡すはずだった大事なカードじゃ…」
「たっだいまー!」
「ごめん遅くなって~…あれ?何やってんの?」
「…あ。」
そこに、ちょうどよく他のみんなが帰ってきた。
…そして、私はこの状況を彼らに説明しないといけないのだった…。
〈数分後〉
―――
「…なるほどねぇ。」
「それでああなってた訳ね~。」
「…本当にごめんなさい…。」
私には、ただ謝る以外何もできなかった。
(ああ…。どうして今日はこんなにミスばっかり)
「てかどうすんの?コレ今日までだしさ。今からじゃ絶対間にあわないし」
会計の広瀬陸くんが、みんなに向かっていった。
陸くんは、背がちっちゃくって、女の子みたいな顔の“カワイイ系”の男の子。
でも性格はサバサバしててあまりカワイくは無いけれど…。