• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第69章 ※デリバリーサンタ チョロ松



「イェーーイ!!レッツパーリー!今夜はサイコー!」

「あはははっ!」

——パンッ!


調子に乗ったトッティが、主ちゃんとハイタッチした。


「汚ねぇ手で聖女様に触れるな」


僕はそれをはたき落とす。


「いったーい、やめてよチョロ松兄さんっ!いい大人がこんなんでヤキモチ焼かないで」

「ヤキモチとかそういう次元じゃない。大体なんでここにいるの?失せろ。今すぐここを立ち去れ」

「主ちゃーん、チョロ松兄さんこわーい」


トド松が主ちゃんの背中に隠れやがった。

全くもって可愛くない。


「チョロ松くんっ、お兄ちゃんでしょ!」

「はあーーーん!!」

(お、怒られたー!!そしてお兄ちゃんって言われたー!!)


思わぬところで叱られ幸福感に包まれる。

胸がドキドキあそこはメキメキ。

性女様の愛に包まれ、僕は今とても寛大な精神を身につけた。

今ならば何でも許せる気がする。

見渡せば、さっきまでの光景は嘘のように、皆笑顔でワイワイとおしゃべりしている。


「ハハハッ!みんな楽しそうにしちゃって!」


そうか。

クリスマスに予定が入ったから人間に戻れたのか。

ならば、哀れなDT達に救いの手を差し伸べてやるか。

パーティくらい多めに見ても……


「一松にーさーん、腕取れたまんまだよー!」

「マジか…ってか十四松、お前ちんこ取れてる」

「ボェバァッ!!」


やっぱ無理。

ちんこ拾って今すぐ帰れ。



/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp