• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第69章 ※デリバリーサンタ チョロ松



「い、いやぁ、喜んでくれてよかったよ!リアリティを追求したら、僕以外全員腐っちゃったけど!」

「ねぇ、せっかくみんな遊びに来てくれたんだから、リビング行ってクリスマスパーティしない?」


え?

駄目だよ主ちゃん。

そんな事言っちゃ駄目。

落ち着いて。

コイツら精神だけでなく肉体まで腐った童貞の成れの果てだよ?

リビングでリビングデッドとパーティとは、なかなかエッジの効いたシャレだったね。

そこだけは評価しよう。

…えーと、どういう言い訳してゾンビ松を家から排除しよう…。


「主ちゃん、親が寝てるの起こしたら悪いから、やめた方が…」

「平気だよ!お父さんとお母さん、二人で旅行に出かけたから!」


親御さん、タイミング悪いですよ。

娘一人守れなくてどうするんですか?

…まぁ、今年三連休だしね。

つい八つ当たりしちゃったけど、親御さんには何の罪もない。

よくよく考えれば、こんなに騒いで起きて来ない時点で、両親不在を気づくべきだった。


主ちゃんはニコッと笑うと、右手を挙げた。


「パーティする人ー!!」

『はーーーいっ!!!!』

「ええーーーっ!?何一瞬で人間に戻ってんの!!??」


あんなに腐敗臭漂わせ身も心も腐りきったクズだったくせに、主ちゃんのパーリー宣言で人に戻っている。

主ちゃん、キミはやはり、まごうことなき聖女だったんだね!!


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp