第68章 デリバリーサンタ おそ松 400拍手御礼
髪を撫でながらぼんやりと主ちゃんを見つめる。
「サンタちゃん、いつから起きてた?」
「……うなじにキスされた時」
「気持ちよかった…ありがとな」
「…うん」
次はお前が気持ちよくなる番。
ベッドに寝かせてから手を頭の後ろに組ませ、脇に口づける。
「俺、脇フェチかもしんない」
「そ、そうなの?」
「お前に開眼させられた」
キスの次は歯を当てて甘噛みする。
「や…んっ!」
「くすぐったくて気持ちいいだろ?」
舌を上下に往復させれば、白い肌が粟立つ。
脇を可愛がりながらスカートをめくり、ショーツの上から溝をなぞると、既にじわりと湿っていた。
「こんなにしちゃって…淫乱サンタにはトナカイのツノぶっささないとなぁ?」
「またバカなこと言って!」
振り下ろそうとした腕を左手でキャッチ。
ニーッと笑って見下ろせば、顔を真っ赤にして目を潤ませている。
小悪魔かと思えば天使になったり…そして今度は照れるときたもんだ。
……魔性の女だねぇ。
布袋からトナカイのツノを取り出した。
—お客さんお客さん、先がくの字に曲がり尖っておりますが、素材が柔らかいので安心安全ですよ。
この尖りが女性のいいとこを絶妙に引っ掻いてくれるんです。
これに目をつけるとは実にお目が高い!—
って言われて買ったシロモノだ。
うん…当たり前だけどツノは冗談。
袋から出したのは、Gスポットを刺激しやすい仕様のバイブである。
「ちょっと!なにそれ!?」
「ん?だからー、トナカイのツノ。フィンランドで拾った」
「ふざけないでよっ」
ぶっちゃけ、サンタ服よりこっちがホントのクリスマスプレゼントだったりする。
俺に会えない時、これで慰められるでしょ?
指だけじゃ物足りないだろ?
お兄ちゃんを知っちゃったらさ?
—ウィーンウィーン…—
スイッチを入れると、クネクネ動くバイブに驚いたのか目を見開き驚いている。
「や、やだっそんなの!!」
「使い方教えてやるから、ジッとしてて」
バイブでニーハイと内股を撫でると、それだけで気持ちよさそうに吐息を漏らした。
焦らしながら、少しづつショーツへと近づけていく。