第68章 デリバリーサンタ おそ松 400拍手御礼
リビングでくつろぐサンタを横目に、貰った服をバサリと広げた。
真紅のベロア生地で、デコルテが大胆に開いたデザインのトップスは、おヘソギリギリな短い丈で肩紐が白いモコモコ。
ミニスカートも裾がこれまたモコモコで…チャイナドレスのようなスリットがセンターにあり…つまり、下着が丸見えだ。
そして、ボンボンのついたサンタ帽と赤いニーハイ。
(ほんと、どっから見つけてくるんだろ…)
そう。
おそ松サンタのプレゼントは、いかがわしいサンタコスだった。
よく飽きもせずいろいろ持ってくるなぁと思う。
でも。
(これくらいで喜んでくれるなら、着てあげよう…かな)
いそいそと着替え、布団にもぐる。
目を瞑ると、寝かけていたせいかすぐに睡魔が襲ってきた。
聴こえてくるテレビの音と、おそ松くんの笑い声が子守唄のように眠りを誘う。
嫌な…いや、甘い予感を感じつつ、わたしはそのまま眠りについた。