第67章 ※十四松とファンファーレを 五男END
主ちゃんはニコニコしながら、ケースからラッパを出して寄せ書きを読み上げる。
「ええと…目指せ人間国宝!おそ松、勝利の女神はキミと共に…カラ松、留学がんばって!応援してるよ!チョロ松、十四松をよろしく一松、がんばれ!またいっしょにかせんじきで野球しよう!十四松、夢に向かってファイトだよ!トド松……」
十四松…主ちゃんは野球したことないだろ。
なんでお前はそうなの…。
寄せ書きまで野球かよ…。
呆れたのか、無言で下を向く主ちゃん。
と思ったら、
「みんな…本当に、ありがとう」
声が震えている。
「大事にするから…寂しくなったら、この楽器を吹いてみんなを思い出すから…!」
パッと顔を上げれば涙で赤くなった瞳。
よかったな十四松。
お前の気持ち、届いたみたいだぜ?