第66章 愛のカラ騒ぎ 次男END
(また始まっちゃった…)
と思いつつも、面白いから見守る。
「あぁ?デスワードだぁ?何調子のってんの?散々クソイタイ台詞おれらに浴びせといて何言っちゃってんの?」
「ちょ、どうしたブラザー!?」
「オマエの犯した罪は三つ…。その一、クソなクセにちゃっかり就職。その二、クソなクセにちゃっかり彼女と同棲。あぁーゴメン違ったぁ。彼女作ったのと同棲を切り離して二回分カウントすんぞボケェ!その四、クソなクセにGカップの同期といちゃいちゃ。あっはぁー!四回殺さないとなぁおい?」
恐怖で震え上がるカラ松兄さん。
すごい、流石は闇人形。
何人も殺めたような目つきであんなこと言われたら、ボクなら毎晩悪夢にうなされる。
「クソ松…どれで死にたい?選ばせてやるよ?おれは電気椅子…」
おそ松兄さんが立ち上がりニヤリと口角を上げる。
「じゃあ俺はダイナマイトー」
続くはシコ松。
「僕は火あぶり」
「ハイハイハーイ!釘バット!!」
十四松兄さん、既に装備しちゃってるし。
「じゃあボクは、カフェイン過剰摂取で中毒死」
『どうぞお好きな松をーー』
「みんないらなーーいっ!!」
ちゃっかり便乗しつつボクは思った。
ここはクズの掃き溜めだ。
早く家を出よう……と。
夕飯後、なんだかんだ仲の良いボク達はみんなで銭湯へ行った。
その後、夜中まで麻雀してカラ松兄さんは帰って行った。