第65章 ※ライジング思考スキーと呼ばないで 三男END
ワイワイ盛り上がってるのに、水を差すかもしれないけれど、
「ねえみんな、ちょっと…聞いてほしいことがある」
僕は話を切り出した。
「どうしたブラザー?安心しろ、肉ならまだある。そろそろオレ達にロースが微笑みかけようとしているぜ?」
「肉がイタむから黙って。で、改まっちゃってなーに?」
トド松が手を横に伸ばし五人を静めてくれた。
「あっあの…僕さ…じ、実は」
「なに緊張してんの?ひょっとして、主ちゃんにプロポーズでもすんのかぁ?」
「ええっ!?」
ニーッと笑うおそ松兄さん。
喉まで出かかっていた言葉がつっかえる。
「マジでっ!!101回目ーーっ?」
「古いよ十四松兄さん。そういえばさっき、セクシィ読んでたもんねー」
「いやっあの…っ!」
「……ヒモになんの?」
話を更に斜め上へグニャリと曲げる一松。
「養われたい……か。分かるぞブラザー!」
「勝手に残念な方向へ話を進めんな!!じ、実はさっ、今度……主ちゃんの親へ挨拶しに行こうと思ってるんだ!」
「クソニートの分際で!?」
「っ!!」
トド松の一言で言葉に詰まった。